« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

2007.09.30

フォントといえば

Meriyasu_2

フォントで思い出したのだけど、この素晴らしい村上メリヤスフォントを作って頂きたいものです。ぜひとも。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ハーゲンダッツ物流

Hagendaz

この会社の名前が覚えられなくて、ハーゲンダッツみたいなの、って呼んでいたけど、
Hapag-Lloyd、ドイツの物流会社でした。

これは伊豆大島行きの船で見た光景、芝浦からずっと工業地帯に沿って走ってくれちゃうもんだから、ガントリークレーン目白押しで、のんきになんてしていられませんでした。
そして海から見ると会社ロゴが目立つ!
それにしてもかわいいなこのフォント、コンテナ具合もちょうどいい。えこひいきしたくなる。

勝手な言い草だとは思うが、↓のMOLはフォントも下地の色合いもあんまり好きじゃない。
もっとアピールしないとハーゲンダッツに客取られるよ!

P8310042


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.09.28

八束はじめとオットー・ノイラート

Imgp8522_2

建築家の八束はじめさんの講演会に行ってきた。
八束さんは研究の幅が広くて、城塞都市に端を発する都市リサーチ、ロシアアバンギャルド、そして視覚言語分野まで詳しい。
違う分野の本読んでたつもりなのに、あっまた八束さんが、ってことがあったので、ずっと気になっていた。あとなんでかよくわからないけど、ラーメンの小池さんに似てる人だと思い込んでた。

大学内で開催している展覧会「世界の表象:オットー・ノイラートとその時代」展の記念講演。
オットー・ノイラートがどういう人かというと、1930年代のウィーンで、字の読めない労働者階級にも分かるように、とアイソタイプ(=国際図像言語)を作った社会学者。
ノイラートのまたすごいのは、その時代に新しいミュージアムのあり方を提言した事。
美術品を飾る場所としてではなく、社会を啓蒙し変化するための道具である、と言い切り、自ら博物館を作ってしまった。
近代建築についても、同時代にもてはやされていたコルビュジェらスター建築家に、一般大衆が住む家にどうして目をむけないのか?と批判し続けた。
ノイラートの揺るぎのない目線、かっこいい。

八束さん自身は建築家だから、今なお一般大衆に目を向けない建築界の姿勢について、矛盾を抱えつつも作らなくてはならない立場の人。
だからこそ自己弁明として、ノイラートの研究をしたり、興味を持っているのかもしれないと話されていた。とても誠実な方だと思う。
それに男前で歯が出てなくて、ちっとも小池さんじゃなかった。
「ヤツカ」と読むのだけど、たぶんツとかカの語気が強くて歯っぽいからだ。
私の脳内変換は普段からズレがちなのだが、こういうくだらない連鎖でできている、かなしい。

話を戻して、ノイラートとともに紹介されていたポール・オトレも面白い。
彼は、世界の知を検索化するという、妄想?に取り憑かれて、その構想を空間化しようと考えた。活字時代にワールドワイドウェブの考え方をしていた人、ほんとすごい。

あとなにがよかったかって、展示会のカタログが異様に安い事です。
図表や地図がいっぱいで、1000円です(学生は更に安く500円)
紙質悪くないです、本のサイズも大きいです。

Imgp8521  Imgp8524_2

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007.09.22

京橋フィルムセンター隣

ステキな壁の情報をSさんから頂いた。
「京橋の国立近代美術館フィルムセンター近くの壁がいいよ!」と写真付きで。
滋味あふれる写真にめまいがしたので、このあいだようやく行ってきた。

 Imgp8468  Imgp8450  

いぶし銀な魅力にうっとり。どこが水平とかなんて関係ないです、ラフ万歳。
ほんとうは7階あたりがまたよい表情をしていた。
無数の亀裂が斜めに薄く流れていて、私に魅力をアピールし続ける、ほんと困る、触らせてよ。
あー足場が組めれば、自家用ヘリがあれば。

お知らせして頂けて嬉しかったです、Sさんありがとうございます。
もし、もしも、これは!という壁を見つけた方は、こちらまでご連絡ください。


Imgp8475_2 あと、近くの大日本インキビルの養生シートがギャザー中。

 

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.09.16

まんじゅうの断面図を描いた

好きなまんじゅうがある。
味もだけど特に見た目が。
そのまんじゅうに一目惚れしてから7年くらい経つので、たびたび人に説明をしてるのだけど、ビジュアルインパクトの魅力を伝えきれなくてもどかしい。
つい先日ももどかしい思いをしたので、写真がどこかのサイトに載ってないか調べたのだけど、なかったから断面図を描いて説明をした、すっきりした。
それが↓

Photo

まんじゅうの中に子まんじゅうがいっぱい入ってるんだよ!
子まんじゅうの皮の色はいろいろで、あとはひたすらあんこ。
子まんじゅうのサイズが普通のまんじゅうサイズ、20個くらい入ってる。
だから全体は結構おおきいです。
これはイメージ図なので、その時々の職人さんによって出来不出来がある。そこがよい。まんじゅうの小宇宙、切る場所ごとに新たな発見が。

名古屋の和菓子屋、両口屋是清の蓬莱という商品で、予約注文しないと買えなくて、たぶんお祝いの進物用。
何度か勝手に人にプレゼントしたことがあるけど、暗黙の了解で必ず自分も一緒に食べている。
もらった人よりいつも自分の方がテンション高くて申し訳ない。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.09.12

メガネ型かんざし桁工法

東京メトロ千代田線の運転シュミレーションをしてきた。
地下鉄博物館にて。運転手目線のカメラ画像スクリーンが運転に合わせて変化していく、これはとても楽しい。
「空いてるのでどこまででもいいですよー」という言葉に調子に乗って、地上駅の北綾瀬から出発し、代々木上原まで、つい全部。小田急線の接続まで経験しました。

職員さんは、ブレーキの掛け方とか、ATC制御についてとか、丁寧に説明してくれて、そりゃあもう優しい方だったのだけど、私は、あまりにも魅力的な地下空間が目前に広がっている事に心がいっぱいで、経年変化具合は、工法は、勾配は、曲がり具合は、と大変忙しかったので、指導の成果もむなしく、最後までちっともうまくならないまま、緊急停車とかオーバーランとかばかりしてた。

ふだん地下鉄に乗るときは、できたら先頭車両右側特等席で立っているので、丸ノ内線国会議事堂駅あたりの突然開けるシールド具合にはほれぼれしていたのだけど、博物館でいろんな発見があったのでメモ。

  • 丸ノ内線国会議事堂駅付近は、帝都高速度交通営団初のルーフシールド工法であること
  • 日比谷線以外は開削工法とシールド工法の併用で、駅近辺で地上から開削して、シールドマシーンを運び入れて堀り進めるパターンが近年は多い 
  • 開削、シールド以外にも、イコス、潜函、ボルトレスセグメント、凍結工法とかがある
  • もちろんシールドにもいっぱい工法がある 単線圧気式、複線圧気式、単線泥水式、複線泥水式、メガネ型駅ルーフ、着脱式泥水三連型駅、抱き込み式親子泥水式、複線大断面偏心多軸泥土式等
  • 駅自体がシールド工法で特徴的なところは、有楽町線/半蔵門線永田町駅、南北線白金台駅、千代田線新御茶ノ水駅、半蔵門線三越前駅
  • 南北線永田町駅の工法が、メガネ型かんざし桁工法であることがとても気になる かんざし桁?

メガネ型とか抱き込み式とか偏心多軸とかすごい名前。博物館にあった機械や断面形状を見るとなんとなく納得。
凍結工法も昔調べたことがあるけど、確か地盤自体を凍らせるっていうコロンブスの卵的考え方だったと思う、やっぱり土木って面白い。

いろいろ並べたけど実際こむづかしい工法名はともかく、開削=□ シールド=○ っていう形を地下鉄にいながら意識することができたら楽しいんじゃないかなー、と思います。

ほんとは工法じゃなくて、深さを調べる為に行ったんだった、話がそれたのでまたこれは後日。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.09.09

マスクメロンに対する建築家の回答

「壁とマッカーサー」デイリーポータルの記事で壁が紹介されました。
図らずも壁からつながった幻のマッカーサー道路計画、ほんと興味深かったです。

ゆくゆくは新橋の計画道路地帯内に超高層ビルが建っちゃって、そこに今までの土地や家の権利が集約される。
権利をもたない賃貸の飲み屋経営者は新橋から出て行かざるを得ない。
立体道路制度初の施工例、事業者は東京都と森ビル。
たぶん今になって計画が進み始めたのは今度の東京オリンピック、予定地には築地市場も絡んでて、アスベストとかなんて関係なかったんじゃん、って事か。
過去は繰り返されるんだ、前のオリンピックで作った高速道路のように。
で日本橋問題みたいに、40年後のお偉いさん達が的外れな文句とかつけたりするのかな。

Imgp8157_3

それから、ずーっと気になってた事。
なぜ、亀裂の入り方がランダムなのかとか、そもそもなんでこんなマスクメロンにまで至っちゃうのかとか。
積年の思いをはらすべく、建築家の知人のKさんに質問してみた。
以下回答です。長いです。

Imgp8176_4

「この建物は木造で、外壁は柱の外側に何らかの下地を貼って、その上にモルタルを塗り、さらに塗装を吹き付けて仕上げたものと思われます。
壁面に見えている網の目状の白い筋は、そのモルタルにできた亀裂を補修したものと考えて間違いありません。    

一般的に、モルタルの外壁に生じる亀裂には、以下の2種類があると思われます。                   
1.地震・台風などの外力によって生じる亀裂
2.モルタルの収縮によって生じる亀裂
                 
2番の、モルタルの収縮による亀裂というのは、モルタルを塗って、それが硬化していく過程で、モルタル自身が収縮して生じる亀裂です。                 
これは、モルタルという材料の特性上必ず発生し、壁面に無数に存在するのですが、普通は目に見えないほどに小さなものです。                
1番は、木造建築に地震などの外力が加わった場合、その軸組(構造体)が変形し、それが壁下地に伝わって、モルタルに生じる亀裂です。                       
例えば、壁下地がボードの場合、隣接するボード同士のつなぎ目に変形が集中して、それらがお互いにずれ、伸縮性に乏しいモルタルは、そのずれに追随することができず、その付近に亀裂を生じさせてしまうのです。                
従って、下地がボードであれば、亀裂はボードの目地にほぼ沿った形で、碁盤の目状に走ります。       

それに対し、この写真の建物の場合は、亀裂がかなりランダムに現れているので、もし地震などの外力によってできたものだとすると(そうに違いないとは思っていますが)、下地はボードではなく、木摺(きずり・幅が5〜10の板を少し隙間をあけながら平行に貼ったもの) 
である可能性が高いように思います。                   

外力によって新たにできた亀裂だけではなく、この壁面に当初から存在していた、モルタルの収縮による亀裂(2番の亀裂)の内のあるものが、外力による下地の変形をうけて、大きな亀裂に成長したものも含まれているかもしれません。         

しかし、壁の下地が木摺であれば、いつでもこのような亀裂が生じるのかというと、必ずしもそういうわけではないでしょう。                 
写真を眺めてみると、ちょうど屋根裏の外部にあたる上の方の壁面に比べ、1・2階の外部に相当する下の方がかなり汚れて見えているので、この建物の手前には、以前かなり接近して隣の建物が建っていたのではないかと推測できます。   
ケラバ(屋根の側面の、写真で「へ」の字に見えている部分)がほとんど出ていないことも、この建物が隣地境界線ぎりぎりに建てられていることを示しているように思えます。                       
即ち、この建物を建築する際、この壁面を外側から施工するのに十分な空間的余裕が、隣の建物との間に確保されていなかった可能性があります。         
下地を作る大工や、モルタルを塗る左官屋に、自分達の身の置き場を容易に確保でき、作業を円滑に進めることができるだけのスペースが、十分になかったのではないかということです。               
そのため、手を抜いたとまでは言い切れないにしても、施工に何らかの甘さが出たのではないかと、考えられなくもありません。   
それが、このような亀裂を生じさせる遠因である可能性もあると思います。」

P7210763ありがとうございます!Kさん。
下地が違うんですね、なるほど。
そしてレアである原因は、施工が甘くないと生まれない、ってこと。
それでこそ人間の手のなせる業!と賞賛したいのですが、またこんな意見は建築サイドに眉をしかめられますね、分かってます。
地方より東京の方がこういう壁が多いのも納得。

↑この写真の格子状の亀裂は、下地が石膏ボードであることが推測される一品。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.09.05

ドロス&コーケン

P9010223_2P9010226_2
P9010242

伊豆大島岡田港、消波ブ ロック制作中。
現場のお兄さんと仲良くなって、現場内に入れてもらいました&説明してもらいました。

作っていたのは、上の写真、ドロス(不動テトラ社製)
異型鉄筋を組んで、それからこのかっこいい型にはめ込んで、セメントを流し込む。
地表面からちゃんと少し浮かせてる!
転がってるドロス達は、コンクリ強度を出しているところです。

出来てたのはコーケン(日本コーケン社製)
これは、5単位(専門用語で分からなかった、重ねるのか?大きさか?)で、ダムにも使われるそう、1つ40トン。塊感がすごい。正面から見るとパタリロの口みたい。

P9010213P9010217

あと、やっぱりかわいいテトラポッドもちゃんと整列してました。
お兄さん達はとても好意的。
なんせ私が、テトラポッドTシャツを着ていたからね!

カタログをくれる、とか、模型をくれる、とかいう話になったのだけど、船の出港時間が近づいていて、残念。
11月に今度は川崎の現場で、中空三角(チスイ社製)を作る時にカタログを用意して待っててくれるらしい。
行きたい、現場。
だけど、キューピーの裏だったか、カゴメだったか(いや食べ物でもなかったかも)、集合場所を忘れてしまった。でもきっと行ってみる。

他にもシェーク、合掌ブロック、ポトロア、いろんな名前が飛び交ってて興奮しました。
中空三角とか見たままの名前と、ドロスとか女優みたいな名前の乖離具合が良いです。

 

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007.09.02

くわえタバコの似合う男

Ph02

最近はこの人のことばかり考えている。
悪人じゃないです、ポール・ヘニングセンです。

右手前にあるランプ、PHランプシリーズの産みの親、デンマーク人のデザイナー。
10月に彼の展示会を開催するので、その準備を手伝っているのですが、ついこの顔のインパクトの強さに見入ってしまう。早く図面書かなきゃ。

彼のすごいところは、ランプをデザインする時に、形のバランスとかきれいさとかなんてほんとどうでもよくて、
「いかにグレア(光源のまぶしさ)を出さず、効率よく部屋の光環境を整えられるか?」
だけを40年間ずっと考え続けたところにあると思う。
器具を分解して細かく見てみると、執拗なまでにグレアを防止する仕掛けを満載している。
仕事で、とかなんかじゃない、同じ器具のヴァリエーションばっかり増やしてる、完全なるマニアです。

その結果、今ではオシャレカフェとか、素敵ダイニングとかに、かっこいいよねーって吊るされてる訳です。
そんなつもりはなかった、オレはもっと硬派だ、吊るしたいんだったら器具の光学原理を知ってくれ、とマニア心をさらけだしたはず、生きてれば。

批評家の仕事もしていて、すごい皮肉屋さんでも有名だったらしく、いろんな暴言を吐いて周りを困らせてたらしい。
「白熱電球をクリームに例えるなら、蛍光灯はスキムミルクだ!」
あ、彼はきっとコーヒーをブラックで飲まないんですね、ここはちょっと分かり合えませんでしたが。
ともかく一本芯の通った骨のある男です、ステキ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »