鉄子であることの限界
鉄が好き。道はつかないけど。
特にサビとか溶接の余盛とかに弱い。
やっぱり日常生活でも、鉄製品を選びがちなので、フライパンもごはん鍋も包丁も鉄です。
けど、ごはん鍋はもうムリだ!
使い始めて2年近く、苦労を重ねてきました。
おこげも殆どできなくなった鉄臭の強い鍋まわりのごはんにも慣れ、古代米を入れて炊いたときはドバト色のごはんが炊きあがり、ダイエット用ふりかけよりずっと直截的なビジュアルにも我慢。
原因は分かってる。
ごはんを炊いた直後の手入れが肝要だ、てきぱきと米粒をしつこく落とし、きちんと乾燥させて、ちょっとヒマなときは、茶殻を入れてぐつぐつさせる。薄く油も塗った方がよし。
でもそれが私にはできない。炊いたらすぐ食べたいし、ごはん後は牛のようになるのが至福のひととき、これは奪われたくないです。
最近、好きな食べ物はと聞かれ「白米」と答えた事を発端に、さっきスーパーで「サトウのごはん」に手を出しそうになった時、もうだめだ、と観念。
今、ごはん用土鍋を通販で注文したところです。
炊飯器を買わないのはこだわりがある訳ではなくて、しまえないからです。それと、土鍋通販の「子供が自らおかわりをするようになりました!」「目からウロコです!」等々の言葉にあっさり洗脳されたせいもあると思います。
今後のごはん鉄鍋の行き先は、錫を溶かす為の工作用の鍋にしようかと思ってます。
好きとか言っておきながら浮気した上に、愛人に会いに行くのに妻に車の運転をさせるような狼藉に、我ながら恥じ入ります。鉄、ごめんなさい、でも私、疲れました。
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コメント
笑。ついに買い換えたんですね。きっと白米に感涙すると思いますw
投稿: mayumi | 2007.10.17 07:21
最後の2文を読むと、
なんていけないことをしてしまったんだこの人は!と思ってしまったけど、
土鍋で炊くご飯は相当うまいから、しょうがないです。
鉄好きと食生活は、分けて考えてよいと思います。
鉄もそこは分かってくれるでしょう。
鉄鍋でご飯炊いてたあなたにキュンとしました。
投稿: ポ | 2007.10.18 00:07
mayumiさん
早く感涙したいです!
土鍋は明日にも届きそう、今度は吹きこぼれないよう二重フタにしたよ、わくわく。
ポさん
鉄、分かってくれるよね。。
そうだ、今度ドバト米でおにぎりを握って、散歩に行こうね。だって、喜んでくれる人がいるから。
投稿: kimi | 2007.10.18 23:15