コアメモリ
CORE MEMORY ヴィンテージコンピュータの美
Mark Rchards:写真
John Alderman:文
鴨澤真夫:訳
きっと興味があるから、とご紹介頂いた本。
シリコンバレーにあるComputer History Museumが所蔵している、コンピュータの50年の進化の歴史を紹介する写真集&解説集。
だめだ、もうこれは好きで好きでしょうがない。
表紙の写真だけじゃ伝わらないからすごくむずむずするのだけど(中の写真の方が更に素敵)、ひたすら配線が絡みまくってるとか、真空管がずらっと並ぶとか、かっこよすぎる基盤とか、スイッチが何百個も配列されているとか、ディテールの正面撮りショットが多くて、マークさんは彼らモデル(コンピュータたち)の魅力を300%引き出しまくってるのです。
普通の解説書じゃないですよ、美が宿ってますよ。
私の場合、コンピュータの知識がないままただひたすら愛でているので、「ヴィンテージコンピュータの美」じゃなくて「ふつうコンピュータの美」でもよくって、このマークさんの目線にすごく勝手に共感してしまったのだけど、ちゃんと理解している人には数倍の楽しみがあるのですよね。
あまりに興奮してしまい、まだ解説部分をまったく読んでいないので、これからちゃんと読んでコンピュータ史の勉強でもすることにします。
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コメント
見た見た、素敵すぎだよね。歴史じゃなくって美がタイトルになってるのもわかってらっしゃる。
投稿: バドン | 2008.06.21 06:15
> ちゃんと理解している人には数倍の楽しみがあるのですよね。
いや、そうでもないと思うよ。
コンピュータのことを知りすぎていると、単純に造形の美に
目がいかないかもしれない。
何も知らないからこそ、形や色にやどる美しさに気づくのでは?
投稿: sgm | 2008.06.21 12:44
バドンさん>
さすがだ、既に知ってらっしゃる。
美がタイトルになって然り、の本です。ほんと素敵すぎです。
二人でマークさんのおっかけでもしましょうぜ!
sgmさん>
おすすめ本当にありがとうございます。
今も眺めてニヤニヤしてました。
そうですね、無知な目線ならでは、というのはあるのかもしれません。
でもその無責任さに自分は申し訳なくて穴に入りたい気持ちになってしょうがないのですよ。
sgmさんのような、両面分かってらっしゃる人を尊敬して止みません。
投稿: kimi | 2008.06.22 12:52