バウム考
バウムクーヘンのことを考えるとわくわくする。
私は嗜好が中年男性と似通っていて、好きなお菓子は柿ピーなので、たぶん味とか食欲とかそういう問題じゃなくて、層であることがたまりません、
同じことをひたすら繰り返してるあの感じが好き。
だから、食べるときは一層ずつ剥ぎたいです。
長いつまようじで層と層の境目をていねいに剥ぐ。
それがユーハイム夫妻に対する敬愛の情の表し方です。
※ユーハイム夫妻=日本にバウムクーヘンを広めた素敵な夫婦
6、7年前くらいに友人の間で流行ったイベントが「年越しバウム」でした。
大晦日の夜にいそいそと集まり、輪っかになったバウムをこたつの四方向からていねいに剥ぎながら新年を迎える。そう、輪っかバウムでなくてはなりません。扇形バウムは味が良かろうとなんだろうとダメ。無印もダメ。
バウム熱が高まって、手作りバウムを作ったこともありました。
炭で起こした火の上に竹筒を両側から二人でくるくるとまわしながら、生地を垂らしてあぶっていく。出来上がったバウムはおいしかったけど、層が少なかった。分厚かった。その時の不完全燃焼な自分に、バウムにおいしさを求めていなかったことに気づく。
そして、ちょっと前に友人がバウム機なるものを自作したブログを読んで久々に高揚。
これは昔私たちがやってた方法なんかよりずっと素晴らしい!次は私も混ぜてもらえるようにお願いしました。これはやりたい!
次回は層をいかにたくさん作るかに尽力したいです。味よりも層です。
バウムっぽい↓ノルウェーの地形図
これくらいの層が欲しいです。
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コメント
炭で起こした火の上に竹筒を……
それって、例のブカツで出来たのでは(゜ρ゜)アウゥ
投稿: 百 | 2008.08.02 02:39
僕がバウムに引かれるのは高校の山岳部の時の記憶が呼び起こされるからだったのか。。。
気付かせてくれてありがとうw
バウム機楽しそう〜。混ざりたいw
投稿: ともッチ | 2008.08.02 03:14
某・デパートでバウムクーヘンの実演を見たときは、
ホント、ワクワクしました。
あの形、というか構造で魅力が成立してる食べ物かも。
味は正直、どうでもいい(笑)
高校の時、学食でバウム買った時に売り子のオジサンが、
「これ、どうやって食べるんだろうなぁ、
やっぱり剥ぎながらたべるのかなぁ?」
と、真剣に聞いてきたシーンを思い出したな。
画像のマップみたいな不定形バウムの断面も是非見てみたいですね。
(でも、食べはしない)
「バウムの断面展」みたいな企画で、
伊東豊雄やザハにバウムを作ってもらって…。
(でも、食べはしない)
投稿: nakamura-masahiro | 2008.08.02 10:10
今度参加する野外音楽イベントの目玉がバウムクーヘン作りなのだそうです。
詳しいことがわかったらまた。
投稿: souri | 2008.08.02 14:03
百さん>
あーみなさんの暖かい気持ちと忍耐力があればできますぜ!
ともッチさん>
山岳部の記憶ってのは、作ったのですか?
いつか私がバウム会を主催する折にはぜひ!
投稿: kimi | 2008.08.03 01:11
nakamuraくん>
バウム断面展か!マカロニ展みたいな感じでかねー。
不定形バウムも魅力的だよね。たぶん興味ポイントが酷似だ。
(うん、食べはしない)
でさ、nakamuraくんは売り子のおじさんになんと答えたの?
「そうです!あの、つまようじでですね、、、」って答えるのがベストアンサーです。
層を重ねる構造ってわくわくするよねほんと。
コメント読んでて、ふとジュゼッペ・ペノーネの作品を思い出してたよ。
souriさん>
おー、詳しいことをぜひ。
DJするの?それともコト?
投稿: kimi | 2008.08.03 01:20
売店のおじさんには、
「前歯を使って…ですね。」と答えておきました。
投稿: nakamura-masahiro | 2008.08.03 11:47
前歯方式か!
投稿: kimi | 2008.08.08 01:05
残念ながらバウムは作ってません。
当時は山に行くたびに国土地理院の2万5千分の一の地図を購入してましたので。
大量にあったのですが実家の立て替えの時に処分されちゃた模様。。。
まあ、そういうことです。
あと、中学時代から天気図も書いたりして、山で歩いてる途中にラジオの時間になるとよく一人残されて天気図書かされてました。
だから等圧線書くのも得意なんです^^
投稿: | 2008.08.08 05:43