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2008.08.08

続バウム考

こないだバウムについて書いた後、
真のバウム(=木)アーティストのことを思い出した。

ジュゼッぺ・ペノーネ 

1989pj

古い角材から、中にあった木のある年の年輪を掘り出す作品。
題名は「右にねじれた木」1989年

元の層を可視化してくれるのです。
仏像を丸太から掘り出す仏師とかの世界ではなくて、ペノーネは忠実にもとの年輪を掘り出す。
ふーんと言われればそれまでなんだけど、私はペノーネの作品が好き。

そうだ、見えないところは見たい。

バウムクーヘンも出来上がりは筒であの層は見えないはずのところ、
バウムのチラリズム感(いや全部見えてるのが商品だけど)が好きなんだろうか。

もう一つ遡って、地形図の等高線のこと。
歩いていて実感しにくい地形差の、見えないはずの層が描かれてるから、地形図を見る度に言いようのないわくわく感を感じていたのか私。

いやでもリアルに層であることもポイントです。
うるしを塗る工程とかもたまらないし、壁も塗り重ねられたところが剥がれて何層も見えたりするとき、その関係性にうっとりしてしまう。

脳内メモを書いてみたけどまとまらない。私の嗜好の中身はここらへんにある様子。

 

 

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コメント

なるほど。
私は伝統工芸の「ブナコ」を連想しました。
ブナコバウム。

先日、松屋銀座でも展示即売されていましたが、
線が年輪のように重なって構築された断面は、やはり魅力的。

そういえば予備校時代、
グレーの水張りテープ(裏面にノリが付いている紙テープ)を、
ブナコ様に重ねてずらしながら、象の立体構成を作ったなぁ。

投稿: nakamura-masahiro | 2008.08.08 08:49

あブナコ!
あれは層の重なりよりも断面重視だよね、一つの層がすごくきれい。
ブナコの発展でPHランプっぽいのとか、ルクリントみたいなのまで、あの材で作った照明が最近あるみたいだよ、どこかで見たんだけど、どこでだっけ。
象の作り方はギプスだ!

投稿: kimi | 2008.08.09 07:05

こういうのかな?
http://www.oazo.com/shousai.cgi?id=30000071

ちょっと大きいインテリアショップでたま〜に見ますよね。
抑制のある美しさ、というか、
バウムにしろブナコにしろ、
構造や法則性が、形作りながらも表層に現れて、
それが意匠でもあるのが魅力。

構造がファサードになる、ってなんか最近の建築みたいですが。

投稿: nakamura-masahiro | 2008.08.09 11:22

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