カロプラカ・フラボヴィレスケンス
この壁に付着している黄色い花粉のようなもの。
この正体は、地衣類のダイダイノキノリ科カロプラカ・フラボヴィレスケンス、だと思う、たぶん。
冬にこの黄色い物質が気になっていた時期があって、マイ植物博士の木村さんに写真付きで尋ねたところ、「これは花粉どころか植物ではないですよ、きっと地衣類です。」
とのお返事を頂いたことがあった。
地衣類(ちいるい)とは、
菌類(主に子嚢菌類)と藻類(シアノバクテリアあるいは緑藻)からなる共生生物である。地衣類の構造は菌糸からできている。しばしば外見が似るコケ植物と混同されるが、地衣類は菌類であって植物ではない。 -wikipedeia
そうか菌なのか。そこで調べてたどり着いたのが、このカロプラカ・フラボヴィレスケンス。彼らは地味にみえるけど、とても素敵。そして今の時期は冬よりも黄色味がほんのり強くて、前に飛び出てて生物感がある。
こっちがコケ植物。ほぼ同縮尺だけど、比較すると密度感がまるで違う。
にしても、この壁達はガーリーでした。
場所は都営北青山団地、まずデフォルトカラーがピンク。
少し引いてみて、素敵な24号棟のしましま。
こんな感じのピンクの外壁がずらっと。(あ、でもしましまは24号棟だけ)
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コメント
浮遊感ある色彩の上で、
プレーンな「24」の書体がカワイイです。
投稿: nakamura-masahiro | 2008.09.26 11:37
ねぇー北青山団地カワイイ。
号棟ごとに数字のフォントが統一されてなかったりして、そんなダメなとこもまた。
なかには補強されてガンダムみたいになった号棟もいるよ。
投稿: kimi | 2008.09.28 01:14