「隅田川のエジソン」鈴木さん
たばこで一服中の鈴木さん。
鈴木さんとは、坂口恭平さん著の「TOYKO 0円ハウス0円生活」に登場し、「隅田川のエジソン」では主人公のモデルになった方。
3/22にボートピープルアソシエイションと東京アートポイント計画の共催によるイベント「LOB TOKYO 100322BO菜」のなかのプログラムとして、「災害時に役に立つ0円ハウスのつくり方」ワークショップが開催され、坂口さんと鈴木さんに夢の島に来て頂きました。
私は撮影担当で、ちゃんと記録をしなければいけない立場だったのですが、つい見惚れて鈴木さんの接写ばかりしてしまった。
だって肌つやがほんとうに好みで好みで。
なのでここからは、あえなく記録に漏れた鈴木さんプロマイドがしばらく続きます。
滋味あふれんばかり、笑顔の鈴木さん。
すこし遠くをみつめる、つぶらな瞳の鈴木さん。
古釘を金槌でささっとまっすぐになおす、鈴木さんのぶしぶしした指。
拾い集めた廃材をにぎる、鈴木さんの分厚くて赤みのさした手。
好みが渋いとは我ながら思うのですが、どうにも好きでしかたない。
やっぱり年齢をちゃんと重ねた皮膚はほんとうに美しいのです。
しかも鈴木さんは「血色のよいほっぺ」と「ニット帽」の私の二大好みポイントのツボをきっちりおさえていて、たたずまいからしてもう!
また飾り気のない性格で、お話されることがなんでも実があり興味ふかすぎるのです。
詳しくは前述の「TOKYO 0円ハウス0円生活」と「隅田川のエジソン」にたっぷり掲載されています。まさにエジソンです、そして鈴木さんの肌つやはこの0円ハウス生活だからこそ作られたのだと納得。
坂口さんもまた飾らない性格で鈴木さんとそりゃあ気が合うのだろうなという素敵な方、そんな雰囲気が文章にふんだんに表れています。とても面白い本ですのでよかったらぜひ。
ワークショップの開催されたまだ寒い冬の昼、ブルーシートと段ボールで覆われたこのハウスは、思っていたよりはるかにあたたかく(推定15℃)、ふだん私たちが住んでいる家の複雑さとか手に負えなさとか、改めて考えさせられることばかりでした。
ワークショップで作った0円ハウスに座る鈴木さんと坂口さん。
二人の間をただよう空気がじつになんともここちよかった。
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コメント
なんだかんだいーながらも、写真ウマスギじゃないか!
これは、愛のなせる業なのか?(=゚ρ゚=)
投稿: RAID | 2010.03.28 21:44
はい、愛のなせる業です!
投稿: kimiko | 2010.03.30 18:25
このおじさんの顔をみて、本を読んだのですが、
すごく面白かった!
いいなぁ。。と憧れるところ、ありますね……。
投稿: mayumi | 2010.06.01 17:17
本、とてもいいよね!
鈴木さんも坂口さんも本当に素敵な方なのですよー。
すごくシンプル、でも筋の通った考え方で、誰もが簡単にできる訳じゃないけどハッとさせられることがいっぱいでした。
投稿: kimiko sugiura | 2010.06.02 09:06